自転車:ダイエットに適した心拍数と膝を保護するための走り方(序)

今朝も40kmほど地元の車のいない田舎道をゆっくり走りながら考えた。

今日は周回コースを取って二周し、一週目は上限心拍150に押さえ、二周目はピーク160までは上げた。

220-年齢を計算上の上限心拍とするらしいが私は182くらいが実測上限だから、計算上は無視して182で考えている。逆に言えば、230-年齢かもしれない。今月のBC誌のエンゾ早川の記事のところにあった計算式は230-年齢だったが、てっきり誤植だと思っていた。今まで目にした数字はどこでも220-だったのだ。私の場合は230-年齢で179となるから、230のほうがかなり近いには近いのだ。
220なら私の心臓年齢は38歳、230で48歳。まあ、人一倍心肺機能の低い私だから、それがどうであれ、別にどうということはないのだが。

どっちにしても、そういうことで、心拍150で82%、160なら88%にもなってしまう。本来70〜75%にしないと、脂肪燃焼の効率が悪いし、そういう体質にもなりにくい。逆算すれば127〜136くらいに抑えないといけないが、もちろん常時ピークになるわけではないので、大体そのくらいで走ってきた。

ここにどんな記事をどう書くか考えながら坂を上ると気づいたら登り切っている。何も考えずに登ると、道の傾斜やギヤ比やクランク回転数や、自分の手や腰の姿勢など、そんな一連の登坂作業のことばかりで走りながらうんざりしてしまう。自転車に乗るという行為は、やっぱり仕事のことやら、趣味のことやらを考えるいい時間なのだ。

さて、(前置きが長くなってしまった…)今日の話題だが、坂を上りながら思ったのだが… 先述の一周目は心拍を抑えることと同時に腰を上げず、つまり速度、クランク回転数、ギア比などをどうやってもいいからあくまでもシッティングで走りとおした。二周目は、心拍をちょっとだけ上げてもいいから何も考えず楽に走ってみようと思った。結果、さっき走った同じコースをフロントをインナーに落としもせず、重いギアでぐいぐいダンシングした。普段からちょいちょいピーク170越えになる私の心臓にとって160ピークなどまだ90%にも満たないからなんでもないのだ。

…いかん、また心拍の話に戻ってしまった。で、登りの姿勢の話だが、今日、登りながら思ったことは、ロードバイクの場合、というかドロップハンドルの場合、ダンシング、つまり立ちこぎの姿勢というのは、いくつもあるポジションのうち、ハンドルの最も前方、ブレーキブラケット部を持つことで、かなり前になり、あまり足の筋肉を使わず、体重をかけるだけで坂を上ろうとするときの姿勢が本当に楽なのだ。ためしにドロップハンドルの根元、つまり上ハンという位置に敢えて手を持っていってダンシングをしてみた。手を手前に移動した瞬間、膝に来そうになってあわてて体重を抜いた。人間にとって膝の健康というのは、実に大事なものだが、私くらいのキャリアになると、乗車姿勢のアジャストで膝を痛めるのも守るのも簡単なことなのだw

フラットバーそのものがいけないのではないが、レーシングマウンテンバイクなどのフラットバーのグリップ位置は、街乗りのフラットバーよりもかなり前方なのだ。純然たる街乗りのフラットバー車でダンシングするのは、思いのほかしんどいかも知れないなと思った今朝のサイクリングだった。