PC買ったら、まず最初にしておくべきこと。

PC買ったら、まず最初にしておくべきこと。

それは、なんと言ってもHDDのパテーション切りだろう。

最近は、SSD起動になり、SSDをどう切り分けるかもそろそろ考えないといけないが、私個人は、2011年1月にSundayBridgeで組んだ頃は、まだまだ128GBが目一杯だったので、これを起動ドライブとその他に切り分ける余裕などなかった。

Windows7の32bit版は、起動ドライブに30GB程度の空き容量があれば、Windowsが使うスワップ領域やハイバネーション領域(この後詳細あり)については問題なかった(だから登場当初の普及レベルのSSDは40GBあたりから始まり64GBもしばらく商品価値が維持できたのかと思うが…)。

しかし、64bit Windows7を使ってメモリーを8GBないし16GB搭載した頃に60GBの空き容量が一気に埋まってしまう体験(私の場合、Photoshopでちょっと作業をしたらあっという間にそうなる。もちろんPhotoshopの仮想ディスクドライブはC以外に設定している)をし、次に組むPCはCドライブ(起動ドライブ)は総容量256GBで、なおかつWindows本体以外は何も入れないようにしないとまずいかも知れないと思うようになった(もちろん128GBしかない現在の私の場合、起動ドライブは考えられる限りのシュリンクをしている。たとえばGoogleChromeのキャッシュ移動まで裏技使って実施している)。

モリー搭載量が増えればスワップ領域は減るし、その気になればゼロ設定も可能だが、反面、ハイバネーション領域(Windows7からスリープはハイブリッドスリープになり、スリープ中に電源が落ちるなどして、ウェイクアップに失敗した時は、自動的に休止状態のデータを持ってきて復帰するためにスリープであっても休止と同じデータをストレージに持つ)についてはメモリーが大きくなればそれだけ食われる理屈ゆえ、最低でも直線比例で(起動ドライブの空き領域を)確保すべきだと思う。

なお、私は、メモリーを16GB搭載したときから、スワップ領域をゼロ設定して運用しているが、特に問題は生じていない(この件は本題とは異なるので、この場では割愛する)。

以下に、実際の実例を上げて初歩的な解説をしておく。


まず、スタート→コンピューター(右ボタン)→「開く」で、エクスプローラー画面を開く。


エクスプローラー画面でコンピューター(右ボタン)→「管理」を開く。


「管理」画面で、「ディスクの管理」をクリック。
この画面がHDD(やSSD)のパテーションを管理する部分。

ここで、どれがどこかはっきり見分けられるように、ドライブのボリュームラベル(見た目の名前)には、適当に名前をつけている。これはエクスプローラーのドライブのプロパティーで簡単に変更できる。但し、2バイトコード(英数半角以外)で名前をつけると場面によっては文字化けで読めなくなる。

(ここから本題とは脱線するが…)
ディスク0のCが現在起動ドライブとして運用している部分。ディスク1の約100GBの空間は、今の起動ドライブが何らかのトラブルでダメになったときの予備の起動ドライブ。要するにクリーンインストールする際に、私の場合、一度別ドライブでクリーンインストールをしている。このほうが、フォント他、移行すべきものを喪失せずにすむから。

なお、現在のCドライブは、本来の起動ドライブではなく、仮の起動ドライブ。本当はディスク1の100GBを起動にしたほうがPCの動作的には軽くなるようにデータを配置している。

但し、こんなややこしいことを考えて運用しているのはSSD以前のものゆえ。SSD+HDDの場合は、一時的であれHDD起動など、Linuxデュアルブートでもしない限り、考えられないと思うw

しかも、こういうオルタナティブな起動システムを組むと、マザーボード上のSATAコネクタの差込順位も変えたほうが安全だし、BIOSでの起動ドライブプライオリティーもいじったほうがいい。

この部分の操作方法の詳細については、他に参考になるもっといいものが沢山あると思うので割愛する。


「マイドキュメント」に関する保存領域もデフォルトではCドライブを遠慮なく使い倒す。後から別のドライブに移動もできるが、できれば最初にSSDからHDDに移動しておいたほうが精神衛生上いいだろう。


マイドキュメントのプロパティー画面の「場所」タブ画面で簡単に移動ができる。実際にデータがあっても壊さず失わずに移動してくれる。

Dドライブなど、C以外の場所に適当に名前をつけたフォルダーを作成し、そこに移動しておわり。


(参考までに)私のDドライブの画像。

(以下、あくまでも私個人の場合だが…)
映像関係のファイルはテラバイト単位で巨大なので、Dには置かず、さらに別のHDDに別のパテーションを切ってそこに置いてある。

Dドライブの主たる目的は、アプリケーションのインストール領域と考えている。ほとんどのアプリケーションはインストールの際に、入れる先のドライブを指定する部分がある(「高速インストール」とか「簡単インストール」とかを選ぶと出ないことが多い。「カスタムインストール」のような選択肢があれば、そちらにある。「詳細」とかのボタンの中かも知れない)。