志賀由美子(Jazzギタリスト)

ジャズギタリスト志賀由美子
98年ギブソンジャズギターコンテスト最優秀ギタリスト賞受賞…
以下、関連リンクを貼っておく。

http://hwm2.wh.qit.ne.jp/yumikoshiga/schedule.html
http://nyoro.cocolog-nifty.com/
http://www.catfish-records.jp/product/10813
http://www.jazzpage.net/shiga_yumiko/cd_duos.html
http://nyoro.cocolog-nifty.com/scl/2010/10/post-57b2.html
http://nyoro.cocolog-nifty.com/scl/2011/04/2nd-solo-aab4.html


まず、私にとっての音楽の師匠の話。
横須賀市在住の古屋明氏。


オーディオマニアなら知る人ぞ知るカートリッジの神様。
私にとっては音楽鑑賞とオーディオの師匠。
細かく言えばトランスデューサーに強いと思っている。
機械インピーダンスの話を理解させて頂いたのは有難かった。


また、EMT939stのようなガッチガチのプレーヤーよりも、
ガラード401級のゆるいターンテーブルの音のほうが、
私にはよほど心地いいことを気づかせてもらえたのも
氏のお陰である。


古屋氏の存在がなければ、到達点が見えないまま、
高級オーディオ沼をさまよい続けていた可能性が高い。


そんな古屋氏の肩書きは、
AudioFab.Records(音楽出版)と
AudioFab.(カートリッジ・トランスなどの制作販売)主宰


今年2月上京時、氏のアントレー時代のカートリッジ(EC-100)のダンピング調整メンテナンスのお願いで持参した。


カートリッジも氏の独立開業後の一連のカンチレス・ヨークレス・ダンバーレス・ダイレクトカップリング方式を使う限り、他のものは不要なのだが、私好みの過激なセッティングが災いし、ボーカルやポピュラーで厳しい場面があり、SPUやEC-100の出番がある。MC-20Mk2も加えて、これらが「補欠」である。いずれもAF製トランスで昇圧して使っている。


たまに電話でお話はさせていただいていたものの、直接お会いするのは、私が神奈川在住時代以来ゆえ、十数年ぶりのこと。


近況のお話を伺った際、古屋氏から直接頂いた数枚のうちの2枚。


妻は結婚以来、私の音楽趣味にはつきあい程度。
それがここ暫くの間、クルマの中で一緒に聴いていて珍しく絶賛。


個々の楽曲についての論評は敢えて控えておきたかったが、
ピアノとのデュオ、
中でも名盤アンダーカレントからの1曲については、
ジムホールとビルエヴァンスの雰囲気で、ちょっとたまらない。


最近は特に古典的名盤以外、全く聴かなくなった私が
久しぶりに近年演奏・録音されたものを愛聴している。


それにしても中川イサトといい、
どっかの大都市のオケの楽団員といい、
音楽でメシ食っていくって大変そうだ。


もちろん古屋氏の音楽出版も持ち出し(要するに赤字)だそうだ。
それで、利益が薄い大手流通は元からパスしているそう。


氏の考え方なら当然だろうなと思う。


古屋氏がカートリッジの制作を中断していることを
オーディオ雑誌で知り、体調でも崩したかと案じ、
電話で近況を尋ねたときの話だけでは
解せなかったので、今回会った際、改めて尋ねたが、
その話は別の機会に書く予定。