Webカメラ考

Skypeで特定の人たちとお話させていただいている。

私はここ数年の間、自作PC環境ゆえ、Skypeの道具はスピーカー以外に何も揃えてなかった。
とはいえ、買うものはWebカメラとせいぜいマイク程度であったが。

とりあえず買ったものはエレコムのマイク付きカメラ+イヤホンマイクのセット。



この画像の左、撮影レンズの周囲にLEDが点灯しているものがエレコムのカメラ。マイクも内臓しているが、音質的に×なので、それは使わず、必ず別のマイク入力を併用している。このカメラの利点はLED照明がついていることと、手操作での焦点調節があること。

エレコムのカメラには付属品としてイヤホンマイクがついてきた。このマイクは更にクセモノで、口元で…というより、唇につけて話さないと声が入らないシロモノだった。周囲の音は全く拾わないからある意味便利なアイテムだが、普段使いには少々骨が折れた。今は全く使わなくなったので、どこにいったかわからず今回のブログ記事への画像は用意できなかった。



このマイクは会話・会議録音用に特化されたゲイン切り替え付きの実用モデル。昔、講演などをテープ録音するときに使っていたものだが、単一指向性でもあり、手持ちのマイクの中でSkype用としては最良。会話の音声には抜群のf特だと思う。



他に、オーディオ用のステレオマイクも試用してみたが、マイクとの距離をある程度狭めないと良好な音質にならず、使いやすいとは言えない。これらのマイクをPC接続するのは自分のギター演奏を録音するときなどだ。

私が自宅で火を入れるPCは4台ほどあり、Linuxは実験的存在ゆえ省いたとしても少なくとも3台のPCにカメラとマイクを差し替えて使う必要があったのでWebカメラ+マイクの増設は必要なことであった。増設するまでは、手持ちのマイクや、試しに買った数百円のマイクジャック接続のエレコムSkype用マイクなどであった。



エレコムの単独マイク。メイン作業用PCの机の天板に下向きに貼り付けている。音質は可もなく不可もなくで、使えないことはないが、これも今となっては臨時用。


過日、ADSL環境でいささか隘路を抱えた環境の方が私の接続先に生じた。

そこで考えたのだが、どうせ安物のWebカメラを買うならば、なるべく画素の少ないカメラがいいと考えた。画素数が少なければ回線容量に負荷がかかりにくいから。
最初に買ったエレコムで130万画素。これでもある意味大きすぎると思っていた矢先、いつもの近所の家電量販店を偵察していたら、週末セールが盛大なケーズでんきがセールしていたのが580円の30万画素カメラ。

一番上の画像の右側のカメラがそれである。ロジクールというブランドについては、個人的にはマウスで長年お世話になっており、相応の信頼を置いている。案の定、このカメラに内臓されたマイクの性能は申し分なく、このカメラに限ってはマイクは内蔵でいけている。カメラは固定焦点で、照明装置もなく至ってシンプル。但し、同梱ユーティリティーソフトが実用的で、画素数VGAからさらにQVGAに固定できたり、デジタルズームで部分拡大し、さらにパンできたりと、Webカメラとしての実用性は高い。

2012年春先での購入だが、1個買ってみてその良好なマイク性能と画素をさらに減らして設定が固定できることがわかり、すぐに店頭在庫の残りもまた購入して、PC3台にWebカメラ3個体制ができた。


[本稿の総括として]
細かな話はともかく、PC用品のブランドとしてやはりロジクールは所謂「当たり」が多い。今回はWebカメラでの重要ポイントであるマイク性能が十分だということが収穫であった。
私の購入したカメラはロジクールC210というモデル
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/webcam-communications/webcams/devices/7022
であったが、Skype接続相手先がADSLならば、最良の選択ではなかったかと思っている。もちろんこの機種は現行?というものなので、今となってはどこの店頭にもあるとは言えない。最近見た限りでは、上位機種の同C270あたりが安売り品になっているみたいだが、同梱ソフトでC210同様、画素数が落とせるならば、実用性では同等だと思う。
いずれにせよ同梱ユーティリティーソフトの有効性とそのマイク性能の高さでロジクールが安牌ではなかろうかと思う。