自転車:乗車時に意識すべきフォームのポイント

※この記事は特定読者向けに特化して書いています。

前回の三点ポジションがとりあえず理解でき、とりあえず、ポジションが整ったとする。

m451Tでパッド付インナーが必要だとすると、それは私の予想の範囲だ…というか、私のように、この四半世紀パッド付のレーパン以外で自転車に乗ったことがない人間にとって、至極当然だと思う。たとえば、普段着で市内を20〜30km程度乗るくらいならば、大したこともないが、それを越えるくらいから尻が少々不平不満を訴え始める。いや、本当に正直言うと、1時間や2時間なら私はダンシングで走るからどうってことないのだが<余談w

さて、そのパッド付インナーで、全てが解決するとも思えないので、その先の話をしておく。

心がけるべきポイントを以下にいくつか箇条書きする。
・腕は突っ張らない。肘を張らない。脇を締める。
・肩甲骨は広げる(首基準で見て肩関節が下がるように)。
・骨盤は立てるように意識する。
・背中は、極力丸めるが、首は起こす。喉は気道確保の姿勢になる。

以上は、私のように40年あまりスポーツ車に乗ってきても今でも時折自分でちゃんと出来ているかどうか意識する。特に久しぶりに路上を走るときには、慣らしの最中に意識する(体が温まると、自然にそうなっているが)。

腕は突っ張らないようにし、骨盤立てて背中丸めるというのは、出来てくればわかるが、一日中乗っていて、どこも痛くならない姿勢に他ならない。私くらいになると、路上をしばらくサボるとすぐに緩むのは、首と肩周りで、そのあたりがちょっとしんどいこともあるが、シーズン後半にはそれもなく、一日走って本当にどこも痛くならない。ましてや、尻とか脚とかがどうにかなることはない。一番疲れるのは上腕ということになる。不要な筋力をつけることもないから、そのあたりが一番弱いから。

もし、別のスポーツなどで十分なトレーニングにより、上半身の筋力に余裕があるならば、最初からそのあたりを意識して乗れば、尻が痛くなるようなこともなかろうと思う。普段の通学での登坂にも言えるが、できれば足の固定が欲しいところだ。フラットペダルでは大腿骨周りの疲労しやすい筋肉ばかりを使うことになるから。足を固定できれば、その問題が簡単に解決できる。鎌倉あたりを一回りしてみて、あったほうがいいなと思うならば、せめてフラットペダルにトークリップつけるとこから始めてもいいと思うが、ぜひともトライしてみてもらいたい。

もひとつオマケで…
膝関節、脚の筋肉周りと腰周りの強化とか故障の治癒など、私はそれらの事柄を自転車で解決してきた。今は血圧管理がメインで、さらに裏山で毛虫に刺された治療まで自転車を使う。血行促進と体温上昇がそのメインの効能だが、自転車、なかでもローラー台というものは、どんな酒や薬よりもたいてい効く。特に先週やられた山の毛虫もローラー台が一番効いた。

つづく…