自転車:クロスバイクエントリークラス考

さて、横浜市保土ヶ谷区近辺に居て、クロスバイクカテゴリーで
何か考えてみる。
例のお店
http://www.c-spoke.co.jp/maker.html
の店頭在庫を踏まえて、安い順に…
第一候補にメリダCROSSWAY TFS 200R
http://www.miyatabike.com/merida/cross/CROSSWAY_TFS_200R.html
第二候補、鉄板のGIANT ESCAPE R3
http://www.giant.co.jp/giant10/bike_datail.php?p_id=L0000062&action=outline

ざっと見て、一番気になるのがバルブの違い。
メリダは英式でGIANTは仏式(英式アダプタ付)とある。
英式の場合、ママチャリと同じバルブとうことで、いいところはひとつもない。虫が駄目になって空気が抜けるトラブルと付き合いまくりとなる。いずれかの機会にチューブごとシュレーダーバルブ(米式)に交換すれば漏れはまずなくなるし、虫が死ぬことも考えなくていい。

GIANTには、サスペンションシートピラーという面白いギミックがある。
私個人は必要ないが、フラットバーのクロスバイクはなんせ尻が痛くなるだろうから、少しは効き目があるかも知れない。

ジオメトリーであるが、股下76cmくらいあるならば、460ないしは465で決まりだろう。

ただ、メリダとGIANTの上記候補で大きな違いはTOP長とステムの寸法だ。
メリダは水平換算TOP長575にステム110mm。
GIANTは、同じくTOP545mmにステム90mm。
しかもシートアングルはメリダが73.5°に対して74°となる。
同じ人間が双方乗れば、GIANTのほうが突っ立ってしまう。
メリダのほうが腰引いて坂道は登りやすいと思う。


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そもそも…だが…
クロスバイク指向について、ちょっと考えてみたい。

クロスバイクというか700cタイヤを履いたフラットバー車、
あるいは、フラットバーロードという見方もできる。

私がフラットバーで携帯性も配慮した自転車を考えたとき、
イナーシャが少なくて、700cクラスと同じ速度を維持するのが極めて困難な小径車を敢えて推したのは、収納性と、フラットバー車であるなら、どのみちそれなりの距離、たとえば横浜から三浦半島を一周してくるというような使い方は、手の負担、そしてその手の負担から来る尻の負担などであまり想定できないから、それならば先述のデメリットを踏まえてでもメリットを得たいと思い小径車と想定したのだが…

700c車にするなら、タイヤサイズは28Cでも35Cでもいいからハンドルバーはフラットバーでないほうが本当は楽なのだが…

まそれは百歩譲って体験で納得してもらうとして、改めて冒頭のメリダ(200R)とGIANT(R3)のTOP長+ステム長を考えてみたい。まず絶対的な寸法だが短いほうのR3でも545もあり、私が思う同サイズクラスのロードバイクの理想のTOP長515mm〜520mmよりも25〜30mmも長い。実は改めて考えるに、ロードバイクも本当にきっちりと上体のフォームが固まったら上ハンで平地でも普通に下ハンから持ち替えて力走できる位置でもある。もちろんシッティングでのヒルクライムではメインのポジションにもなり得るものだ。

そう考えるとR3でもたとえば私の理想とする位置よりもグリップが30mmくらいは遠い。これがフラットバー車のしんどい部分だと考えている。ましてや200Rになるとステムも長さ含めて先ほどの比較で言えば75mmも遠い。これはドロップバーのブラケット位置にも匹敵するほどの距離になる。短距離の力走ならばいいとしても、半日以上走るには、ちと遠すぎゃせんかと思うのだ。

いずれにせよ、話は蒸し返しになるが、ドロップバーのように少なくとも3点で手の位置、主としてリーチ、そして高さを変えて体幹筋の使い分けなどに重宝するドロップバーの正しい意味を理解せず食わず嫌いでママチャリと同じような見た目という理由のみで安易にフラットバーを選ぶことが後々どれだけしんどいか、イメージできなければ実際に乗って体感してもらうしかないのだが…

いやいや、若くて肉体も強靭だから、フラットバーでも大丈夫というだろう。確かにそうだ。でもその同じ肉体・体力でドロップバーで同じ場所を走ったらその楽さ加減に唖然…まではいかなくとも、いささかショックを受けることだろう。いや、普段からドロップバーに乗ってなければそういう乗車スキルもできにくいだろうからいきなりドロップバーに乗ってもフラットバー並みの乗り方しかできないだろうから、そうでもないかw

キリがないので、この話はこの辺でおいとく-------------------

そんなこんなを踏まえたうえで、クロスバイク、あるいは街乗りフラットバーロードに乗るとして…

ぜひ(いずれ)付け加えたらラクでしかも楽しくなろうと思うのがビンディングペダルとそれ用の靴だ。シマノならSPD(本当はクランクブラザーズあたりがオサレで原宿あたりをそれで走っても少しはエバれるかもだがw)、ま、シマノでよかろう。
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index.html
使いづらいと定評?のフラットペダルと踏み返しになっているやつ
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/pedals/mountain/product.-code-PD-M324.-type-.html
は避けて両面SPDのマウンテン用
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/pedals/mountain/product.-code-PD-M520-L.-type-.html
をつけて、オプションのリフレクターつきフラットペダル(SM-PD22)を使うとカッコいいぞ!
そして靴はシマノSPD用ロードの靴
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/shoes/road/product.-code-SH-RT31.-type-.html
こそイマイチかもなので、ツーリングMTBのがいいかも。
個人的には、もし私がそういうのに乗るならシマノのSH-MT22
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/shoes/mtb/product.-code-SH-MT22.-type-.html
がいいなと思っていたが、
SH-MT32
http://cycle.shimano.co.jp/publish/content/global_cycle/ja/jp/index/products/shoes/mtb/product.-code-SH-MT22.-type-.html
などもカジュアルでいいかもなと思う。

それにしても天下のシマノさん、もうちょっとセンスのいいWeb作ってほしいなw 重くて重くて(^^;;